妻の視野が異常に狭い話 その2
妻とは見えてる世界が違うかもしれない
そう感じることが多いです。
例えばこんなこともありました。
エピソード② 暴れるおじさん
ある夏の日。
私が子乗せ自転車に子供を乗せて、妻は自分の自転車で、自転車2台で移動していました。
目的地はお祭り会場。
神社が近づいてくると幹線道路は交通規制されており向こうからお神輿の行列がやってきて大混雑していました。
人を避けながら自転車でゆっくり移動していると目の前に横断禁止の交通整理を行っている警察官がいました。
👮「お神輿が通過しまーす!横断はしないで下さい!」
目的地は道路を渡った先なので私たちは止まりお神輿が通過するのを待っていました。
そこに慌てた様子で走ってきたおじさん👴が来て警察官の前の道路を横断しだしました。
👮「ちょっと!お父さん!渡っちゃだめ!危ない!!」
👴「◎△$♪×¥●&%#?!」
👮「ダメだって!危ない!渡るな!!」
👴「◎△$♪×¥●&%#?!!!」
なんとおじさんは大声で警察官に罵声を浴びせながら制止を振り切り渡ろうとします。
すごいなー💧
と思って振り返ると妻も同じ方向を見ていました。
おじさんと警察官の攻防を眺めること数分。
規制が解除されたので道路を渡り目的地に着きました。
しばらくしてあのおじさん面白かったなーと思って妻に
「あのおじさんやばかったね笑」
と妻に聞きました。
すると妻は
「おじさん?」
と言います。
「いや、あのさっきのおじさんだよ!すごい大声で叫びながら警察官と戦ってた人!」
目の前で起きた、異常事態。
妻も視線はそこに向いていたし絶対見てたはず。
「何のことか分からない」
「え?見てたでしょ?さっき止まってる時におじさんが警察官に呼び止められて大声で叫んでたじゃん」
「分からない」
間違いなく妻は警察官たちの方向を見ていたけど視線が向いていただけで、何も記憶していないようでした。
今思うと
人混みを避けながら自転車を運転し私について来ること
これだけのことで妻の少ないワーキングメモリは激しく消費されてしまい、あの時間は脳の機能をスリープにしてただただボーっとしていたのだと分かります。
日常でもこちらが子供の登園準備で慌ただしくしていて自転車に乗せたりしている時に横でボーっと立って眺めているだけの時が頻繁にあります。
自分なりに発達障害について調べてようやく腑に落ちました。
ADHDの方は前頭葉におけるドーパミンが少ないというのが原因とあります。前頭葉の血流が悪く通常の人より発達していない部分があることが調べた結果わかりました。
結果、脳を活性させるドーパミンやノルアドレナリンが不足する状態になり、不注意や衝動性の状態になります。具体的な状態として、
・ぼーっとする
・気が散りやすい、ケアレスミスをしやすい
・思いたったら行動してしまうなどに繋がり、集中できない、集中が続かないといった状態になり、仕事などでミスが多くなるなどの困り事にも繋がる場合があります。
元からこうした知識があれば妻の状態からすぐに理解出来ます。
でも私は妻の特徴に出会うまでは幸いなことにそうした観点から他人を評価したり分析する機会が全くありませんでした。
妻と生活するなかで感じる違和感。
これを曖昧にして来たので自分の身体がストレスでボロボロになっていきました。
それがいわゆるカサンドラ症候群であることも最近知ったのでした。
おすすめ書籍
ずっと感じてきたパートナーへの違和感やもやもや。
- これは性格?それとも発達障害?
- 悪意があるような、無自覚でやっているような。
- 日常会話なのに話が通じない。
- 全部否定で返答される。
- 指摘すると言い訳ばかり。
- 自分が我慢すれば丸く収まるけど...。
私はこちらの本を読んで自分のもやもや、相手の問題について大変腑に落ちました。 そして落ち着いて前向きになれました。
暗闇の中ただ闇雲に走り続けていて、転んでケガしたり不安になったりしていたけれど、一本のろうそくを手に入れた感じです。 小さな小さな灯りですが周りを照らすことが出来るようになりました。
そんなおすすめの書籍です。よろしかったら手に取ってみて下さい。